「借金の返済が滞ってしまった。督促の電話や手紙が届くようになって、実家の親にバレそう…。なんとか内緒で解決する方法はないかな?」
実家で親と同居していると、督促の電話に親が先に出てしまったり、自宅ポストに届く督促状を見られてしまったりと、一人暮らしの人とは違う心配がつきまといます。
弁護士や司法書士に依頼すれば、金融業者からの督促は原則としてすぐに止まります。そのうえで任意整理ができれば、親に知られずに借金を減らせる可能性が高いです。
この記事では、実家暮らしの人が借金を親に知られずに解決するための対処法を解説します。
内緒で借りても、滞納すればバレる仕組み
大手のクレジットカード会社や銀行のカードローンは、家族に内緒で契約できます。滞納さえしなければ、誰にも知られることはありません。
しかし滞納が始まると、自宅に督促の手紙が届いたり、電話がかかってきたりします。それでも滞納が続くと、最終的には裁判所からの通知が届くようになり、隠しきれなくなってしまいます。
実家暮らしだからこそ注意したい2つのポイント
配偶者と同居している場合と違い、親と同居している場合には特有の注意点があります。
1. 督促の電話に親が先に出てしまうことがある
実家の固定電話に督促の電話がかかってくると、親が先に応対してしまう可能性があります。金融業者は電話口で借金の詳細を話すことはありませんが、「〇〇社ですが、本人はいらっしゃいますか」といった内容だけでも、親に不審に思われるきっかけになります。
心当たりがある場合は、なるべく自分の携帯電話を契約時の連絡先に指定しておく、実家の電話に出たら折り返し先を確認しておくなどの対応をしておくと安心です。
2. 督促状や特別送達を親が受け取ってしまうことがある
督促状は普通郵便で届くことが多いですが、滞納が進むと、裁判所からの支払督促や訴状が特別送達という方法で送られてくることがあります。特別送達は本人が不在の場合、同居している家族が受け取ることもできる郵便物です。
実家宛てに届く郵便物は、できる限り自分で先に確認する習慣をつけておきましょう。
弁護士に依頼すると督促が止まる理由
弁護士や司法書士に依頼すると、金融業者に対して「受任通知」が送られます。
受任通知とは、弁護士が「〇〇さんから借金を減額してほしいという依頼を受けました」と金融業者に伝える通知のことです。詳しくは以下のページをご覧ください。
参考:『受任通知』とは
受任通知を受け取った金融業者は、借金を滞納した本人に直接督促することができなくなります。督促してはいけないと法律で定められているため、闇金業者を除けば、督促は原則としてすぐに止まります。
督促が止まったあとは、弁護士が金融業者と交渉し、無理なく返済していける計画を立てていきます。借金の総額だけでなく毎月の支払い額も減るため、今の収入のままで返済を続けやすくなります。
親と同居している人が任意整理する際の注意点
本人に収入があれば、学生やフリーターでも任意整理できる
任意整理は、和解後の借金を分割で返済し続けられるだけの収入があれば、学生やフリーター、パート・アルバイトの立場でも行うことができます。アルバイト先で継続的な収入があることを伝えれば、依頼できる法律事務所は多くあります。
まったく収入がない場合は任意整理が難しく、自己破産を検討することになるケースもあります。
必要書類に親の情報が含まれることは基本的にない
任意整理で必要になる書類は、基本的に本人の借入状況や収入に関するものに限られます。個人再生や自己破産のように、同居家族の収入証明や資産状況の提出を求められることは通常ありません。この点も、親に知られにくい理由のひとつです。
返済用の口座やお金の流れに注意する
実家暮らしの場合、生活費を親と共有していたり、口座の入出金を見られたりする機会が意外と多いものです。返済用の口座を分けておく、通帳や明細を人目につく場所に置かないなど、日々のちょっとした工夫が発覚を防ぐことにつながります。
親に借金を立て替えてもらった場合はどうなる?
すでに親に借金を肩代わりしてもらっている場合、その分は金融業者に対する借金ではなく、親に対する借金という扱いになります。
親からの借金は任意整理の対象にはできません。返済方法について改めて親と直接話し合う必要があります。今後同じことが起きないよう、これ以上は自分ひとりで抱え込まず、早めに弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。
ほとんどのケースで親に内緒のまま解決できる
どうしても返済できなくなった場合でも、任意整理ができるなら、親に知られないまま解決できる可能性が高いです。
任意整理は裁判所を通さずに借金を減らす手続きです。借金の返済に行き詰まって相談する人のうち、90%以上は自己破産をせずに任意整理で解決していま
