債務整理をすると信用情報機関に個人信用情報が登録され、いわゆる「ブラックリストに載った」という状態になります。
「債務整理をしようかどうか迷っているけれど、ブラックリストに載ると仕事ができなくなるのではないか」と不安に思う人がいます。(結論を先にいうと、ブラックリストに載っても仕事はできます。)
実際にブラックリストという名前のリストがあるわけではなく、あくまでも金融事故情報が登録されるということです。
代表的な信用情報機関は下記の3つがあります。
銀行やカード会社は、これらの信用情報機関のデータベースを参照して、カードを作るかどうかやお金を貸すかどうかを判断しています。
このページでは、ブラックリストに載った人の生活がどう変わるのかを説明します。
ブラックリストに載ったらできなくなること
ブラックリストに載ると、下記のことができなくなります。
- 金融機関からお金を借りられなくなる
- クレジットカードを作れなくなる
- 現在使っているクレジットカードが使えなくなる
- ETCカードが使えなくなる
- ローンが組めなくなる
- 携帯電話本体の分割払いができなくなる
- 保証人になれなくなる
ブラックリスト状態になると新たな借り入れが一切できなくなります。クレジットカードを作れなくなり、新しくローンを組めなくなります。
携帯電話やスマートフォンの本体を分割払いできなくなります。機種変更する際には、機種代金を一括で払うことになります。
信用情報機関に登録される期間は5年~10年です。カード会社によっては新規でカードを作ろうとしても審査落ちしますが、別のカードなら作れる可能性もあります。
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債務整理をしてブラックリストに載る期間はどれくらいでしょう?
ブラックリストに載ってもできること
ブラックリストに載っても下記のことはできます。
- 現在の仕事を続ける
- 就職活動をする
- 賃貸住宅を借りる
- パスポートを取得する
- 運転免許を取得する・更新する
- 電気・ガス・水道を利用する
- 携帯電話を持つ
- 健康保険に加入する
- 結婚する・住民票を取得する
ブラックリストに載っても、日常的にはほぼ困りません。
信用情報機関を見ることができるのは貸金業者だけですから、ブラックリスト状態になっても就職活動は行えます。(銀行やクレジットカード会社は別です)
賃貸物件だって借りられます。ただし、信販系の保証会社を利用する場合は、審査に落ちる可能性が高いです。
過払い金請求をするとブラックリスト状態になるの?
過払い金請求でブラックリスト状態になるかどうかは、『借金を完済しているか・完済していないか』によって異なります。
借金がまだ残っている状態で過払い金請求をした場合は契約見直しになるため、ブラックリスト状態になります。
一方で借金を完済してから過払い金請求をした場合は、既に契約が終わっているため、ブラックリスト状態にはなりません。
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