新築ワンルームマンションを買った数年後に破綻してしまう方は多いです。

はじめの数年は家賃保証があるので黒字経営でも、5年~6年で保証がなくなり赤字経営になってしまうことがあります。

経営が厳しくなった時にいざ売ろうと思っても、驚くほどに安い値になってしまいます。新築物件も5年経てば7割ほどの価格になっているからです。

しかし、マンション経営が上手くいかなくなっても自己破産しか道がないわけではありません。不動産投資に失敗した時にできる債務整理の方法を紹介します。

不動産投資に失敗した時には債務整理で解決する

不動産投資に失敗した時の解決方法は次の2つです。

  1. 不動産を売却して残っているローンに充てる(任意売却)
  2. 残った借金は債務整理で解決する

ローンの残っている不動産を売ることは可能です。ローンの返済が滞ってしまうと、マンションを差し押さえられて競売にかけられてしまいます。

競売は相場よりも安い金額で売られてしまうので、差し押さえられる前に売却した方がよいです。

それでもローン残債を支払えなければ、債務整理で解決します。債務整理には任意整理・個人再生・自己破産などいくつかの種類があります。

任意整理 裁判所を通さずに、短期間で借金を減額する手続きです。
家族や会社に知られずに解決できる可能性が最も高い方法です。
個人再生 裁判所を通して、借金を5分の1から10分の1にする手続きです。住宅ローン付きの自宅を残せるメリットがあります。
自己破産 一定の財産以外を処分して、それでも返せない借金をゼロにする手続きです。債務整理の中で最もデメリットが多いですが、借金をゼロにできるのは自己破産だけです。

自己破産しないで済む可能性があるので、早い段階で弁護士事務所に相談してみましょう。

投資用マンションは手放しにくい問題がある

投資用マンションは、居住用物件とは違って任意売却が難しいです。住居として利用しているマンションなら、住宅ローンの支払いが滞ってもすぐに差し押さえられるわけではありません。

しかし、投資用マンションは差し押さえまでの期間が短いです。

新築ワンルームマンションの経営がうまくいかないのはよくあるケースなので、債権回収業者も「マンション経営が上手くいってないようだから早めに手をうとう」と考えて、家賃や給与を差し押さえたり、裁判に訴えて競売の申し立てを行います。

1人で悩んでいても仕方ありません。選択肢が自己破産しかなくなってしまう前に弁護士事務所に相談しましょう。

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