債務整理をすると、信用情報機関に5年は個人情報が登録されて、いわゆる「ブラックリストに載る」という状態になります。(信用情報機関についてはこちらの記事で解説しています。)

ブラックリスト状態になると新しくクレジットカードを作ったりローンを組むことができません。

このことを混同して生命保険にも加入できないと勘違いしている方も多いですが、生命保険は借金ではありませんから、債務整理したことは加入審査に影響しません。債務整理中でも債務整理後でも、加入することができます。

生命保険を解約しないといけない?

生命保険は掛け捨て型と積み立て型の2種類に分かれます。

掛け捨て型 解約してもお金が戻ってこない保険です。
定期保険・収入保障保険・逓減定期保険がこのタイプです。
積み立て型 解約するとお金が戻ってくる保険です。戻ってくるお金は解約返戻金といいます。
終身保険・養老保険がこのタイプです。

生命保険を解約しなければいけない可能性があるのは、自己破産手続きを行う場合です。

原則として、自己破産は財産を残すことができないません。99万円までの現金と、服や家電などの生活必需品以外はすべて処分します。

積み立て型の生命保険に加入している場合に、解約返戻金が20万を超えていると、裁判所から解約を求められるケースがあります。

任意整理や個人再生の場合は解約しなくてOKです。

債務整理しても生命保険には加入できる

債務整理をしてブラックリスト状態になっても、生命保険に加入することはできます。

生命保険は借金ではありませんから、生命保険の支払いが滞っても信用情報機関に登録されません。支払いが滞ったところで生命保険会社は損失を受けるわけではないからです。

生命保険の支払いが滞った時は、ただ保険が失効するだけです。

生命保険会社が信用情報機関に加盟している理由

ここで注意したいのが、「生命保険会社もCICなどの信用情報機関に加盟している」ということです。JICCの加盟会員一覧を見てみると日本生命保険がでてきますし、CICの加盟企業を見てみると朝日生命カードサービスが出てきます。

生命保険の加入と個人の金融事故情報が関係ないなら、なぜ生命保険会社が信用情報機関に加盟しているのでしょうか?

信用情報機関に加盟しているのは、銀行や消費者金融、クレジットカード会社などの「お金を貸す事業」を行っている会社です。

なぜ生命保険会社が信用情報機関に加盟しているかといえば、『生命保険会社も、住宅ローンやクレジットカードなどの、生命保険以外のサービスを行っているから』です。

日本生命はニッセイ住宅ローンという住宅ローン事業をおこなっています。朝日生命カードサービスは朝日生命保険の系列で、契約者への貸付を行っています。

第一生命保険は系列会社の第一生命カードサービス株式会社で、第一生命保険の契約者に対して、融資やクレジットカードの発行を行っています。

これらの業務のために信用情報機関に加盟しているのです。

生命保険の加入者の信用情報は参照できない

割賦販売法や貸金業法において「信用情報を返済能力・返済能力等調査以外の目的に使用し、若しくは第三者に提供をしてはならない」ことが規定されています。

信用情報の利用については日本クレジット協会やCICにも明記されています。

生命保険の支払いは返済ではないのですから、生命保険の会社が信用情報機関に加盟していても、生命保険の加入審査とはなんら関係がありません。

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