債務整理してクレジットカードが作れなくなった人にとって、とにかく困るのがETCカードです。

ETCカードはクレジットカードを持っている人に対して発行されますから、ブラックリスト状態になった人が保有することはできません。

債務整理した人でも使えるETCカードが以下の3つです

  • ETCパーソナルカード
  • 高速情報協同組合のETCカード
  • 首都・阪神高速道路ETCコーポレートカード

この3つに共通しているのは『クレジットカード不要で作れるETCカード』ということです。

先にデポジット(保証金)を預けて、銀行口座からの引き落としで支払います。

ETCパーソナルカードとは

ETCパーソナルカードは高速道路6会社(NEXCO東日本/中日本/西日本、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社)が共同して発行しています。

デポジット(保証金)を預託すれば、有料道路のETC走行が可能になります。

クレジットカード不要で作れるETCカードの中で最も有名ですが、デポジットが高いというデメリットがあります。

最低保証金額は2万円となっており、月額利用料が5000円未満の人なら2万円の保証金で作れます。1ヶ月間で5,000円以上利用すると場合4万円の保証金が必要です。

有料道路の平均利用月額(平均利用月額が5,000円未満の場合は5,000円とします。)の4倍の額をデポジット額として預託していただく必要がございます。

引用:預託していただくデポジット額について

利用料金や年会費の支払いには銀行口座を使う

デポジットはプリペイドカードのような前払金ではなく、あくまでもカードを保有するために必要な預託金です。

通行料金の支払いには、デポジットとは別に料金が引き落とされるための銀行口座が必要です。ゆうちょ銀行でも通常の銀行でも平気です。利用料金は、翌月の27日に引きおとされます。

ETCパーソナルカードは年会費として1,234円かかります。

高速情報協同組合のETCカード

高速情報協同組合のETCカードは法人向けですが、個人事業主も持つことができます。

クレジットカードのように信用情報機関の情報を参照しませんから、ブラックリスト状態でも作れます。

「仕事でETCカードが必要なので債務整理が難しい・・・」という方におすすめです。

デポジットは1万円で、発行手数料は540円です。

参考:高速情報協同組合

首都・阪神高速道路ETCコーポレートカード

首都・阪神高速道路ETCコーポレートカードも個人事業主が作れるETCカードです。

こちらは高速情報協同組合のETCカードと異なり、車1台につき1枚発行するタイプのカードです。自家用車と事業用車を同じカードで使うことはできません。

首都高や阪神高速の割引率が通常のETCカードよりも高くなっていますから、東京・大阪で事業をしている方におすすめです。

参考:首都・阪神高速ETCカード

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