任意整理は、債権者と交渉して利息をカットしてもらい、完済までの総支払い額を減らす手続きです。
しかし、『毎月の支払い額が減らなければ、任意整理した後の生活は今と変わらないのでは?』という疑問がありますよね。完済までの支払い額が減ったとしても、毎月支払わなければいけない金額が同じなら、結局は厳しいままです。
任意整理をすると、毎月の支払い額が少なくなるケースがほとんどです。
消費者金融やクレジットカードのキャッシングなら、業界の自主規制で『毎月の最低返済額しか払っていなくても、5年以内に返済が終わる』仕組みになっているからです。
返済期間が5年を超える自動車ローンやショッピングリボなどの例外はありますので、まずは無料診断を試してください。
この記事の目次
毎月の返済が最低額でも5年以内に返済が終わる(日本貸金業協会の自主規制)
日本貸金業協会の自主規制のため、消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠は、毎月の返済が最低額でも5年以内に返済が終わるようになっています。(貸付額が100万円を超える場合は別です)
5年も支払いを続けられずに延滞してしまいそうなら、任意整理を検討しましょう。
参考:貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則 (平成28年12月1日)(日本貸金業協会)
利用代金残高と返済金額の関係
金融機関によって異なりますが、ここではオリコカードのリボルビング払いを利用した時の、毎月の利用代金残高と返済金額(弁済金)をみてみましょう。
ご利用代金残高(月末の残高) | 毎月の返済金額(弁済金) |
---|---|
100,000円以下 | 3,000円 |
100,001円~200,000円 | 6,000円 |
200,001円~300,000円 | 9,000円 |
300,001円~500,000円 | 15,000円 |
500,001円~1,000,000円 | 20,000円 |
1,000,001円~2,000,000円 | 50,000円 |
2,000,001円~3,000,000円 | 70,000円 |
この設計なら、毎月の返済金額が最低額でも5年以内に完済できます。この記事を読んでいるあなたの借入先も、同じようなシステムでしょう。
複数の借入先があるなら、『現在の借金残高はいくらなのか』『毎月の返済額がいくらなのか』を確認してください。現在の支払いを続けられれば5年で完済できる返済額になっていませんか?
5年で完済できる返済額になっているなら、任意整理後の毎月の返済額との比較が簡単にできます。
任意整理後の毎月の返済額が分かる計算式
任意整理後の毎月の返済額は下記の式で計算できます。
- 現在の借入残高の合計額 ÷ 分割回数 = 任意整理後の毎月の返済額
現在の借金残高の合計が100万円の場合、36回払い(3年で返済)なら2万7777円、48回払い(4年で返済)なら2万0833円、60回払い(5年で返済)なら1万6666円です。
現在の毎月の支払額よりも、任意整理後の返済額の方が少なければ、任意整理を検討してもよいでしょう。
毎月の返済額がとても少ない場合は例外です
返済期間が5年を超える事業ローンやショッピングリボ、自動車ローンなどのように毎月の返済額がとても少ない場合は、任意整理をしても毎月の返済額が減らないこともあります。
毎月の支払い額が少なくなる条件は?
- 現在の支払いを続けられれば5年で完済できる
- 利用しているローン年利15%程度の高金利なものである
年利15%程度の高金利な消費者金融を利用しているなら、任意整理で返済額は少なくなります。しかし、10年で完済する年利2%のオートローンでは、任意整理しても毎月の返済額は減りません。
クレジットカードや消費者金融のリボ払いは年利15%と高金利で、毎月の最低返済額しか払っていなくても、5年以内に返済が終わるようになっています。
長期ローンで生活苦に陥っている場合は、個人再生や自己破産を検討します。
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